Project MCAP-CR 多自由度バスレフ研究所 Multiple-Degree of Freedom Bass-Reflex Laboratory |
副空気室が2室の標準MCAP-CR型です。 音場型のQNDR型にスピーカーユニットを配置したため、1セットでスピーカーユニットが8個必要になります。このモデルを製作した当時は、Foster のFF57BKというモデルが最安値でした。写真は、TangbandのW2-802SEを使用していますが、これは、アウトレット品です。接続は、シリ パラで、ユニット1個の場合と同じインピーダンスになり、耐入力は4倍になります。 小型ですが、低音は50Hz程度までは確保されます。また、広い部屋向きです。なるべく宙吊りに近い形で、後方は壁から離すと効果的です。 QNDR型のメリットは、どの位置で聞いても、音も音場もあまり変わらないことです。 DU050x4a組立図(等角投影法) DU080x4a板取図(12mmサブロクで2組製作可、コーナーには三角材等を使用してください。1組の場合は、サブロク半分でできますが、板取図が変わります) |
記念すべきMCAP-CRの第1号機です。 副空気室が2室の標準MCAP-CR型です。 ユニットには、TangbandのW3-517SBを使用し、癖のない素直な音を聞かせます。通常の音楽では低音感は十分あります。ユニットは、TBのものなら好みで選んでよいと思います。オリジナルは、メルクシパイ集成材を使用し、北欧調のデザインになっています。 オリジナルは、余りの板を使用したので、14mmと10mm厚の板材が混在しています。このため、ここでは、rev2として、12mm厚の板用に設計を変更した図を載せます。 DU080a Rev.2組立図(三角法) DU080a Rev.2組立図(等角投影法) DU080a Rev.2板取図 オリジナルの図面は以下に載せていますが、ありあわせの材料に、別の板を追加して製作したので、このまま製作することはお勧めしません。 DU080a オリジナル組立図 このモデルには、後継機種があります。 後継機種は、12mm板を使用し、コーナーに角材を使用して無駄なく板取するもので、設計そのものは、このオリジナルとほぼ同じものです。 DU080c3 完成図 |
2010年の作品です。 ミューズの方舟に出品のため、FE83En用に設計・製作したものです。自宅で使用できるバランスを目標に、大きめの多自由度バスレフ型で、低音を増強しました。ハイ上がりのほうがウケるミューズの方舟のコンセプトには合いませんが、家庭での使用には好適です。 少し遊びの要素を入れ、副空気室同士を繋ぐ、AICC-CR型にしました。AICC-CRと標準MCAP-CRとでは、音場感が微妙に変わります。この接 続のない、標準MCAP-CR型のほうが良いかもしれません。標準MCAP-CR型で作成するには、仕切りの穴をあけないよう変更します。 組立図 発表資料 Jasonさんから頂いた見取図(前面) Jasonさんから頂いた見取図(側面) 試していませんが、開口を大きくすれば、FE103Enでも取付可能です。そちらのほうがいいかもしれません。 |
2010年の作品です。MCAP-CRの変化形、AICC-CRとCBS-CRがどのように違うのかを知りたくて、3機種を一度に製作しました。
注:縁の角材は板取図には含まれていません。また、左右対称に製作しました。 どのモデルも、外見は同じで低音の出方はあまり変わりませんが、よく聞くと音は、少し違います。 Standard MCAP-CRオフ会での一番人気は、CBT080a、松さんの一押しはAIT080a、私の好みは、Standard TR080bです。 |