Project MCAP-CR

多自由度バスレフ研究所

Multiple-Degree of Freedom Bass-Reflex Laboratory


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設計図例

今までに、設計した図面をまとめて示します。
図面だけで実際に作成したことのないものは、文中にその旨を記載しています。

図面には、簡単な解説を付けています。 以前には、簡易測定結果を付けていましたが、その後、自分の計測結果に疑問を持ち始めたので、納得できる計測手法にたどり着くまでは、計測は控えておりますのでご了承ください。

設計図面はあくまでも例であって、最良の設計ではありません。空気室の容量が多少変わっても、ダクトの断面積や長さが多少変わっても、思ったほどは変わりません。 確認にはシミュレーションソフトを使用してください。ソフトも完璧ではありませんが、共振の周波数の目処を付けることができます。

初期の作例では、最低共振周波数を下側に広くとるように設計されていましたが、経験とシミュレーションにより、ダクトの長さを欲張らないほうが良いことが分かってきました。 このため、2010年以降は、比較的、計算上のレンジを狭くとるようになってきています。

また、2017年以降は、シミュレーションの結果を踏まえ、全てのダクトの断面積と長さを統一する設計法をとるようになっています。
全部のダクトを統一しても、設計の制約とシミュレーション上の結果とから好ましくない場合には、大気露出側ダクト群、内部ダクト群をそれぞれ統一するようにしてきています。
しかし、過去の設計よりも、2017年以降の設計のほうが良いかどうかは比較できていないため、まだ結論は出ていません。
オリジナル設計される場合には、シミュレーションソフト(左側のメニュー)にある、最新の解析プログラムを使用して検証することを推奨します。

実際に製作される場合には、できるだけ、コピーではなく、オリジナルの設計をしてください。特に、ダクト材などは、入手できる材料に制限があります。無理に図面に合わせるのではなく、入手できる材料に合わせて設計するほうが、実用的です。

以下に設計図面例を紹介します。

5cmモデル

DU050x4a型‐お勧めモデル

副空気室が2室の標準MCAP-CR型です。
音場型のQNDR型にスピーカーユニットを配置したため、1セットでスピーカーユニットが8個必要になります。このモデルを製作した当時は、Foster のFF57BKというモデルが最安値でした。写真は、TangbandのW2-802SEを使用していますが、これは、アウトレット品です。接続は、シリ パラで、ユニット1個の場合と同じインピーダンスになり、耐入力は4倍になります。
小型ですが、低音は50Hz程度までは確保されます。また、広い部屋向きです。なるべく宙吊りに近い形で、後方は壁から離すと効果的です。
QNDR型のメリットは、どの位置で聞いても、音も音場もあまり変わらないことです。

DU050x4a組立図(等角投影法)
DU080x4a板取図(12mmサブロクで2組製作可、コーナーには三角材等を使用してください。1組の場合は、サブロク半分でできますが、板取図が変わります)

8cmモデル

DU080a型‐記念すべきMCAP-CR第1号機/気に入っています

記念すべきMCAP-CRの第1号機です。
副空気室が2室の標準MCAP-CR型です。
ユニットには、TangbandのW3-517SBを使用し、癖のない素直な音を聞かせます。通常の音楽では低音感は十分あります。ユニットは、TBのものなら好みで選んでよいと思います。オリジナルは、メルクシパイ集成材を使用し、北欧調のデザインになっています。

オリジナルは、余りの板を使用したので、14mmと10mm厚の板材が混在しています。このため、ここでは、rev2として、12mm厚の板用に設計を変更した図を載せます。

DU080a Rev.2組立図(三角法)
DU080a Rev.2組立図(等角投影法)
DU080a Rev.2板取図


オリジナルの図面は以下に載せていますが、ありあわせの材料に、別の板を追加して製作したので、このまま製作することはお勧めしません。

DU080a オリジナル組立図

このモデルには、後継機種があります。
後継機種は、12mm板を使用し、コーナーに角材を使用して無駄なく板取するもので、設計そのものは、このオリジナルとほぼ同じものです。
DU080c3 完成図

Con Gioia ‐ 『喜んで』という意味です。ハイ上がりのFE83Enを大きめの箱で 低域量感はたっぷりあります


2010年の作品です。
ミューズの方舟に出品のため、FE83En用に設計・製作したものです。自宅で使用できるバランスを目標に、大きめの多自由度バスレフ型で、低音を増強しました。ハイ上がりのほうがウケるミューズの方舟のコンセプトには合いませんが、家庭での使用には好適です。
少し遊びの要素を入れ、副空気室同士を繋ぐ、AICC-CR型にしました。AICC-CRと標準MCAP-CRとでは、音場感が微妙に変わります。この接 続のない、標準MCAP-CR型のほうが良いかもしれません。標準MCAP-CR型で作成するには、仕切りの穴をあけないよう変更します。

組立図
発表資料
Jasonさんから頂いた見取図(前面)
Jasonさんから頂いた見取図(側面)

試していませんが、開口を大きくすれば、FE103Enでも取付可能です。そちらのほうがいいかもしれません。

TR080b/AIT080a/CBT080a - 第一回スピーカー再生技術研究会オフ会で発表しました


2010年の作品です。MCAP-CRの変化形、AICC-CRとCBS-CRがどのように違うのかを知りたくて、3機種を一度に製作しました。

モデル
形式
図面
TR080b 標準MCAP-CR型 等角投影図板取図(AIT080a及びTR080b)
AIT080a AICC-CR型 等角投影図板取図(AIT080a及びTR080b)
CBT080a CBS-CR型 等角投影図板取図(CBT080a)
組立図(全機種:三角法)
注:縁の角材は板取図には含まれていません。また、左右対称に製作しました。

どのモデルも、外見は同じで低音の出方はあまり変わりませんが、よく聞くと音は、少し違います。
Standard MCAP-CRオフ会での一番人気は、CBT080a、松さんの一押しはAIT080a、私の好みは、Standard TR080bです。

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