Project MCAP-CR 多自由度バスレフ研究所 Multiple-Degree of Freedom Bass-Reflex Laboratory |
研究開発多自由度バスレフ型システムの研究は、力学に基いた、運動方程式モデル構築と、差分法による解法を用いています。 これらの手法は、特別なものではなく、力学や数学の教科書に載っているものです。教科書と違うのは、今まで、あまりモデル化されなかった、 多自由度バスレフ型システムの解析用にモデルを構築したことくらいのものです。 力学モデル検証と効果を確認するために、実際に、スピーカーシステムを設計・製作し、その一部を測定・計測しています。 しかし、残念なことに、計測に適した部屋がなく、機材が限られるため、発信器を用いてシングルトーンを再生した音を聴きながら、また、 インピーダンスの傾向を計測しながら、共振の状態を推定するところまでしか出来ていません。 初期には、測定用のマイクロホンを使用して周波数応答の定常特性の計測もしましたが、その手法に、自分自身納得できるものではなく、 また、特定の部屋での特性計測に、どの程度の意味があるのかも明確ではないため、現在は、こうした定常特性の発表を控えています。 適切な設備を得て、自分で納得できる計測手法を確立できましたら、随時発表してゆきます。 このサイトに掲載されている内容でお気付きの点がありましたら、ご一報感謝致します。 |