Project MCAP-CR 多自由度バスレフ型スピーカーシステムの研究開発 物理モデルに基くシミュレーションソフトウェア開発 |
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中学時代よりオーディオに興味を持ち始めました。
およそ昭和の終り頃、当時働いていた会社の研修のときに、講師の英国人がスピーカの自作をしていたのが目に留まり、
真似をして Fostexの FE166Σでバスレフを製作しました。
そのときにあまりの音の違いに愕然とし、無理して購入したONKYOのMONITOR2000を捨て、それ以来、自作の道を目指すようになりました。
自作の教科書は、長岡鉄夫先生の著書類としていました。
他の教科書類も読んでみたのですが、工学的には疑問に感じるものばかりでした。
その後自分のオリジナルの道を歩み始めてから、工学の教科書が自作の教科書となりました。
バスレフシステムから始め、ドロンコーン、バックロードホーン、共鳴管を製作し、現在は多自由度バスレフ型システムの研究開発を続けています。
スピーカ以外の自作にはあまり興味がありませんが、アンプについては、少しずつ勉強しています。
自分にとってスピーカーとはオーディオ装置の中核と思っています。
スピーカーシステムは、空気を駆動する装置なので、機械的には最も興味があります。
なかでもフルレンジがシンプルなため、研究開発の対象にしています。
古典音楽全般が好きで所有するCDは、CD棚には収まりきらなくなったので、購入を控えるようになってきました。
CDはリッピングを続けています。全部で1500枚前後ありそうです。
LPもCDと同程度を所有していますがこちらは、これ以上増やすつもりはありません。
好きな分野は古典音楽全般ですが特に20世紀ものも好んで聞いています。
一般にはあまり人気のない曲が多いと思います。オペラ、交響曲、器楽曲、室内楽など何でも好きです。
ジャズも聴き始めています。
ジャズもその中でのジャンルが多いので、知識は殆どありませんが、あまり深く考えずにリラックスできるものが好みです。
2012年からコンクールを聴くようになりました。
それまでは、大家と新人との間には大きな差があると信じていましたが、素人の自分にとっては取るに足らない差しかないか、
むしろ新人の演奏のほうが好ましいと感じることが多くなりました。
オーディオ再生技術という側面で評価すると、生のホールとリスニングルームでは違いが大きすぎるので、たとえハイエンド
オーディオに注ぎ込んでも生の演奏には絶対に敵わないことに気付きました。
また、新人の演奏は、オーディオ装置で聴くための音源がありません。
このため、今では、生演奏を聴くことを主体にして、オーディオは二の次に格下げになりました。
しかし、生演奏が絶対にオーディオには 敵わないこと は、聴きたいときに聞けないことと、
同じものを2度聞けないことだと思います。
このため、オーディオにも拘りたいと思っています。
ただし、ハイエンドは目指しません。
生活空間オーディオは、小型フルレンジで十分です。
13cmフルレンジをMCAP-CRで使用すれば、33Hzまでは十分に再生できるので、それ以上は生活空間には不要だと悟りました。
アンプもCDプレーヤも最低価格品で十分だと思うようになったので、高額オーディオとは、無縁になりました。
生活空間で音楽を聴くための装置であれば、全部合わせても10万円で十分です。
いわば仙人オーディオのようなものです。
生演奏は結構聞いているほうではないかと思います。
以前、米国に居住していたときは、リーゾナブルな値段で大指揮者の演奏も楽しんでいました。
日本では外来演奏家のチケット代が高いですが、新人の演奏は安価に聴くことができます。
このところは、日本の新人の演奏に価値を見出したので、高価な外来演奏家のチケットを購入することは減ってきました。
ときには、ヨーロッパまで旅行ついでにオペラを聞いたりします。
いや、オペラついでに旅行というべきか。
日本の新人歌手に素晴らしい人がたくさんいるので、いずれは、そういう人たちがヨーロッパの舞台で活躍できる日を期待しています。
2012年以降、生演奏重視となったため、オーディオシステムは、最低価格になりました。
以前のシステムも所有はしていますが使用頻度は高くありません。
最低価格品であっても音楽を楽しむには十分以上なので、これ以上の投資はしないでしょう。
LPプレーヤ | Kenwood KP-1100(殆ど使用していません) (SHURE V15-TypeIV(無念にも断線故障。好きでした。), Audio Technica AT-33ML OCC) |
CDプレーヤ(ほぼ使用せず) | 日立 DVL-P900(DVDプレーヤ) |
音楽プレーヤー | Raspberry Pi + I2C DAC (これで十分満足) |
パワーアンプ |
Accuphase P-350 (居間でたまに使用) Uniel PA-036 (休眠状態。P-350より好きだが置き場所がないため。) ELEGIANT F900S (約3,000円のデジタルアンプ。主に使用。これで十分なんですが...) |
プリアンプ |
Accuphase C-2000 (居間でたまに使用) Technics SU-C1000MKII(休眠中) セパレートアンプは、居間にあるので使いますが、他に換えるのが面倒なので使うだけです。 |
プリメインアンプ | YAMAHA A-S300 (リファレンスとしてごく稀に使用) |
スピーカーユニット |
Feastrex NF5-Ex (とっておきの場合に使用。) 他いろいろ。Fostexの限定品もあります。 普段はジャンクのF77G98-6を使ったMCAP-CR型システムを使用しており満足しています。 NF5-Exがいちばんいいですね。これ以上は、自分には必要ありません。 |
深く考えて上記のようなシステムにしたわけではありません。
最近は、ラズパイ+F900S+F77G98-6を使ったMCAP-CRを主に使用しており、ほとんどの場合これで十分です。
これに、4方向ツィータシステムのUP4D-Tを追加すると、メーカー製では得られない音場感になります。
このシステムの合計金額は2万円に足りませんが、これで満足だし、メーカー製しか聴いたことのない人には目隠しして聞かせたいです。
工作は好きですが、工作へのこだわりはあまりありません。
自分で開発した MCAP-CRシステムの、20cmシステム1号機は、製作を外注しました。
プロの仕上げなので売れそうなほどの完成度ですが、だからといって、その分気に入る訳ではなく、最終的には設計で決まると思います。
一番こだわっているのは、自分で設計することで、しかも、長岡先生のコピーや一部変更では、満足はできません。
長岡コピーのほうが音が良いこともあると思いますが、今ではMCAP-CRをはじめとする多自由度バスレフ型に優位性を感じているので、
もう長岡式を作ることはないでしょう。
自分のオリジナル設計は、穴開き共鳴管から始まりました。
共鳴管は模倣ですが、穴開きはそれまでどこにも見つからなかったし、 効果も素晴らしいものでした。
その後、4連バスレフを設計製作し、これは失敗しましたが、これがMCAP-CR開発のきっかけとなり、成功につながりました。
MCAP-CRは、最も優れた方式のひとつであると信じており、自作ファンには是非ともお勧めしたいと思います。
最近は、故障しない限りオーディオ装置を買わなくなったので、メーカーへのこだわりはあまりありません。
購入後によく面倒を見てくれるメーカーであればそれで満足します。
国内メーカーの多くはオーディオを不採算商品として切り捨ててしまったようです。
その結果、価格が高騰し、残っているメーカーがいい思いをしているようもに見えます。
何が正しい値段なかはよく分かりません。
アナログプレーヤとスピーカーシステムを別とするとローエンド品とハイエンド品との差は、殆どない場合が多いように思います。
現在の製品は、見た目の豪華さ、ブランドイメージが先行して、商品そのものの質の評価が取り残されているように思います。
内容に対して高価過ぎる製品は決して買いません。
スピーカーユニットのメーカーとしては、 Fostexよりも Tangbandのほうが好きですが、日本では、一部しか入手できないのが難点です。
フォステクスのユニットのサイズは国際標準のようになっていますが、丸型フレームはコストの無駄と思います。
角型フレームにし て、ネジの PCD(取付ねじ穴の中心を通る円の直径)を大きくして欲しいと考えています。
そうすることで、ユニットのマウントが容易になります。
フォステクスの限定品は、FE108S、FE208SS、FE206S、FE103Memorial、FE103En-Sを購入しました。
108Sは良い音だと思いますがフランジが小さすぎてマウントが大変です。
208SSは、巨大で使いきれず、結局手放してしまいました。
103Memorialは、べつにどうっていうことないもの で、限定品である必要性を感じませんでした。
フォステクスで気に入っているのは、FE166Σですが、すでに販売中止になっています。
フォステクスの近年の限定品は、特に高価で、価格がFeastrexに追いつきそうなので、もう買わないと思います。
かつてのように、スピーカーユニットの製造メーカーが国内にも複数出てくることを望んでいます。
多自由度バスレフの理論や計算式等の検証には、時間をかけて慎重に行っています。
しかし、私は学者ではありませんので、間違いも十分有り得ます。
もしも間違い等を発見されましたら、ご連絡頂きますようお願いいたします。
また、内容に不明な点、お気付きの点が御座いましたら、ご連絡頂きたくお願いいたします。