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昨日は、内部構造の接 着を終えたので修正に入った。
左の写真のように、形は殆ど完成したように見える。しかし、パイン集成材というのは曲者で、製作中に寸法が変ってしまう。
寸法が狂う理由にはいろいろあると思うが、最も大きいのは、ボンドの水分を吸うことによる膨張だろう。
集成材は、部分により密度が違い、性質も違うので、元の寸法が同じであっても、伸び方が違う。
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折角寸法が同じになるように同一幅の板から切り出したのに、組立てると、左の写真のような誤差が出てくる。
これは、自分の製作技術が低いというのも理由であるが、決してそれだけではない。前側で出っ張っている部分が後ろ側で引っ込んでいる訳ではないのであ る。
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こういう誤差は、鉋で荒削りした後に、60番の紙やすりで、接合部の段が無くなり、かつ、全体がなめらかになるように丁寧に修正する。
小型のスピーカーなので、作業は比較的順調に進み、1時間程で、2本分の前面と後面の修正が完了した。
触ってみて段を感じなければ概ね良好である。左の写真では、未だ段があるように見えるが、実際には殆ど分らないところまで修正された。
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誤差の修正後の写真を見ると、何となく綺麗になったように感じる。
フロントバッフルと後面の板を入手していないので、今日はここまでの作業になる。
残りの材料は、250mm幅×1820長の集成材で、これを、360mmの長さに4枚切ってもらう。
面倒な穴開けを施し、ダクトを接着したうえで貼り合せると、工作は、概ね完成する。
その後仕上げて音を出せるのは、いつになるかな...
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