MCAP-CR
多自由度バスレフ型スピーカーシステムの研究開発
物理モデルに基くシミュレーションソフトウェア開発




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日記アーカイブ(2011年7- 8月)

07/02
CBT120a の完成
07/17
アキバでの買い 物/Phile Web/スピーカー再生技術研究会オフ会
07/24
スピーカー再生 技術研究会 今年のオフ会は、9月4日(日)−中野ゼロにて開催
07/30
オフ会会場下見
07/31
ドリルスタンド
08/07
坂田明トリオラ イブ−軽井沢朗読館にて
08/13
オフ会準備
08/17
箱の購入
08/20
オフ会資料のコ ピー
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2011/07/02

CBT120a完成





今日はCBT120aの仕上を行った。

最初に、角部に鉋がけを行った。松の集成材は、木目の方向が不揃いなので、鉋がけには向かない。一応木口と木端は方向を揃えているのだが、同じ方向に鉋を 引いても、綺麗に削れるところとガタガタになるところがある。継ぎ目の向こう側わ良かったが手前側はガタガタになることもある。というか、何故か大抵そう なるので、余程の名人でもない限りは鉋がけだけで仕上げるのは不可能である。

鉋がけの次は、紙やすり掛けである。

今日は手抜きをして、サンダーを利用した。80番で始めたが、段差を削ってゆくのが大変なので、途中で60番に変えた。

サンダーを使うと、60番でも結構滑らかな肌になる。

全体を60番で滑らかにした後は、240番で仕上げた。番手が飛び過ぎの感じがするが、自分の経験上はこれで十分である。やすり掛けを手で行うときは、 60番→100番→150番→240番というように粗さを変えてゆかないとうまくゆかないが、サンダーを使った場合は、粗いものでも滑らかに仕上がるの で、60番→240番で十分だった。

サンダーの工程が終わると次は、240番を手で掛ける。サンダーを使うと細かいところに気づかないので、最後は手で掛ける。素人仕事なのでヘタクソだが、 一応手で掛ける工程は省かない。

その後、薄めたアクリルラッカーを塗り、2時間ほど乾燥させ後に、空研ぎ用紙やすり600番で、塗装面を削る。最後にアクリル樹脂製ワックス、ワンピカで 仕上げる。今回は、筆で塗った後に濡れたタオルで余分な泡を拭きとる工程にした。手抜きな割には適当に仕上がる。


この工程のときに、吸音材を入れるつもりだったので、今回は、ウールの高級吸音材を使用した。麻布オーディオで購入したものである。高級とは云っても大し て高価なものではない。

ダクトを塞ぐ形になるのは気に入らないが、取り敢えず適当に詰めてみた。

とうとう完成した。

音を出してみて最初の感想は、音が滑らかになったことである。やはり吸音材の効果は大きいと思う。音の角がとれて聴きやすくなった。

低音から高音までスムーズで、そこそこ高価なシステムにも引けをとらない感じである。

最初に、Bobo Stenson Trioの"Good bye"を聞いてみた。作業中に鳴らしていた、FeastrexのNF5EXを使ったシステムと比べると滑らかさ、細かさでは差が付くが、力強さではあま り引けをとらない。こちらはローエンドを設計上40Hzで切っているので、NF5Exを使ったTR130cと比べると本当の低域では及ばないが、通常重低 音と云われる帯域は十分である。

クラシック曲を聞いてみなければ評価は出来ないが、殆どの場合は、このFF125Kを使ったCBT120aで満足できるのではないかと思う。

Fostexのレガシーなユニットを使ってここまで鳴るのなら文句なしで満足できる。



2011/07/17

アキバでの買い物
このところの暑さに負けて、卓上の小型扇風機を購入した。

7月2日に秋葉原の駅の近くのところで1個購入したところ静かでそよ風が気持よかったので、7月10日に3個買い足した。

合計4個を、自分のPCデスク用に1個、寝室用に2個、会社用に1個と使い分けている。USB用なので、AC-USB電源コンバータを買わなければならな かった。

写真のファンは1個580円だったが、電源が1個500円〜800円位するので、1個1,200円位になった。これが結構快適である。静かでそよそよとし た風は、意外に心地良い。

今日もアキバで買い物をした。デスクトップPCのUSB端子が崩壊してきたので、PCIバスのUSB2.0基板を2枚購入した。1枚900円と手頃であ る。LinuxのPCに挿込むと、ドライバを勝手に読み込んでそのまま使用できた。PCの部品で最も壊れやすいもは、USB端子だと思う。ノートPCの USB端子が壊れると、修理のときは、マザーボードの交換になるので、買い換えるより高価になる。実質上ノートPCのUSB端子の修理は出来ない。デスク トップだとPCI接続の基板でどうにかなるので助かる。USBの端子は結構壊れやすくて、デスクトップPCのものも3割位は認識しなくなっている。アキバ での買い物は殆どパソコンショップばかりである。

Phile Web

ファイル・ウェブというオーディオ関連のサイトがある。音元出版のサイ トで、いろいろな製品のレビューとかユーザーのコミュニティがあり、結構使える。

自分もちょっとしたことから登録することになって時々使っている。こういう正統的なオーディオサイトを見て思うのは、自分のやっていることの一般性のなさ である。

ユーザは、自分の所有製品とかを登録できるようになっているのだが、自分の所有製品はデータベースに登録されていないので、最初はひとつも登録できなかっ た。しばらくしてアキュフェーズのプリアンプC-2000だけは登録出来るようになった。他のユーザの所有製品を見ると、自分では買いそうにない高級品が ぞろぞろ出てくる。そして、高級品を購入した喜びのメッセージがたくさん見付かる。これこそ、最初に自分が感じていたオーディオそのものである。

自分はというと、スピーカーシステムの自作を試行するようになって、市販品からは、全く遠ざかってしまった。現行品の市販品のモデル名を聞いてもさっぱり 分からないのである。いいものばかりだろうと思うが、使っていないので、試聴記も書けない。同じような趣味ではあるものの、趣味の色が違い過ぎて肩身が狭 い感じがする。

このサイトに登録すると日記が書けるようになっていて、自分も時々書いているが、自分の日記は一般性がないと見えて、ほとんど読まれていないようだ。同様 に、自分も他のユーザの日記もあまり読むところがない。オーディオ雑誌を購入しても殆ど読まずにお蔵入りするような感じである。

しかし、この日記の機能は便利である。登録ユーザしか書き込めないので、アダルト広告に荒らされることもないし、そのうえアクセス制御が出来るのが画期的 である。

自分も最新のオーディオ装置を購入しなければ駄目かなあ。

スピーカー再生技術研究 会のオフ会

オフ会は9月4日(日)という日程だけが決まっていて、内容は未だ具体的になっていない。自分の責任もあるので、時間を持たせなければならないし、今回特 別に企画しているチャリティーオークションに出すものも持ってゆかなければならない。全然人が来なくてチャリティーにならないのではしょうがないので、8 月頭には具体的な計画を公表しなければならないと焦っている。

チャリティーオークションには、何を出すか、悩んでいる。今考えているのは、新しく作ったCBS-CRのCBT120a型、昨年のオフ会で試聴した多自由 度バスレフ三兄弟のどれか、使っていないスピーカーユニットで、FE206Σあたりといったところだろうか。

CBT120aは、結構気に入っているので、本当は手元に置いておきたいのだが、大きいので手に余る状態になっている。仕上げはまあまあなので、欲しいと いう人がいれば嬉しい。

FE206Σは、1991年位に購入したものだが、この時代の製品は品質が良いと見えて、エッジのシミがない。その後、ヤフオクで購入したFE206S は、未使用だが、エッジのシミがキタナクて、リコーンするか、墨でも塗って真っ黒にするか考えなければならない状態である。FE206Σは、結構音が良い 印象がある。その他にも何かあれば持参したいと思っているが、何かいいものないだろうか。少しは役に立つかな?

未だ発表枠はあるので、ご希望の方は、speaker.ken@gmail.comま でご連絡ください。

2011/07/24

スピーカー再生技術研究会 今年のオフ会は、9月4日(日)−中野ゼロにて開催

今年の日記は1ページにしようかと思ったが、ページを分けないと写真が全部出なかったりしたので、中途半端な時期だが、今日から新しいページにして、前回 のものをアーカイブした。

スピーカー再生技術研究会の今年のオフ会は、9月4日(日)中野ゼロで実施、ということは以前から決まっていたがサボっていたので、中身がなかなか決まら なかった。もう後がないところで皆さんにご協力頂いて、今年も何とかエントリー頂くことが出来た。昨年は、第一回ということもあり、関係者の中で気合がは いっており、大阪からも参加頂いた。今年は、北海道からも参加頂けるのはとても嬉しい。何とか素晴らしい会にしたいと思う。今年も成功すれば、来年も成功 すると思う。

個人的なことだが、今年はミューズの方舟さんのコンテストへの参加は見送った。マルチウェイは、主張の焦点がぼやけるというのが第一の理由、自分が作った ネットワークの音を聞きたくないというのが第二の理由である。自分の場合は、いい音指向ではなく、いろいろなことをやってみたい性質なので、音がいいか悪 いかは気にしない。可能性が確認出来ればそれで満足である。
しかし、本当の理由は、広い会場で、大勢の前で鳴らすことへの疑問である。人が大勢のところで鳴らすと、自宅で聞く音とは全く違ってしまう。昨年のミュー ズの方舟さんでは、かなりハイ上がりに作ったつもりだったが、大勢の前で鳴らすと、中高域が吸収されて、ローブーストの音になってしまった。この傾向は、 遠くの席では特に顕著なので、後ろの席の人は、低音ばかりブンブン鳴っている感じに聞こえたと思う。こういう状態で、良し悪しを云々することには少し疑問 を感じている。

スピーカー再生技術研究会は、今年は広い会場を確保できたが、ミューズの方舟さんほど多くの人は集められないので、高域は、さほど寂しくならないと思う。 席が十分にあれば、近寄ったり離れたりして聞くことができる。これをしないと、スピーカーの再生技術について語れないのかもしれない。昨年は、近寄ってダ クトの音を掌で確認して頂いたりした。こういう経験をすれば、次のチャレンジに活かされると思う。

ということで、今年もオフ会をお聴きにいらしてください。
詳細はこちらです

2011/07/30

オフ会会場下見



M-TKさんにご協力頂き、9月4日(日)に実施 するスピーカー再生技術研究会オフ会会場の中野ゼロを下見した。

視聴覚ホールは、かなり広く、100人以上入ることができる。

ステージにはスクリーンがあり、カーテンで覆ってある。会場全体はデッドな感じなので、人が入ると更にデッドになり、小型の作品では厳しそうだ。

左の写真は、会場のステージ側である。前の方は、椅子が並べてある。これだけでも既に30人以上が座れるので十分かもしれない。


ところが、その後方にも階段状の席がある。今日は席を片付けてしまっているので、変な感じであるが、通常は階段席になる。

階段席を畳んだこの状態で、拍手をすると、日光東照宮の鳴龍のように、パチパチという残響が発生した。

当日は、席を畳まないので、鳴龍は発生しないと思う。

昨年は、アカデミー湯島という小ぢんまりした会場で実施したのでアットホームで和気藹々だった。今年は会場が立派過ぎて、負けないようにしたい。





オフ会会場下見のついでに、中野ゼロの向かい側にあるホームセンターで いろいろと購入してきた。

購入したのは、ドリルでまっすぐな孔を開けるための治具(ドリススタンド)、配線用資材、六角穴付ボルトM4×40Lを12本である。

ドリルスタンドは高価で、9,000円弱するが、丸棒にも孔を開けることができる立派なものである。早く買っておけば良かったものだが、当分使用する予定 がない。

六角穴付ボルトは、鉄製のものが安くて良いのだが、高価なステンレス製のものしかなかった。2本ずつパックされている。使用しないナットとワッシャーも付 いて、全部で1,500円。高い....

目的はFeastrexのスピーカーユニット取付ネジの交換である。上は、交換前で、皿ネジを使っている。これを六角穴付きボルトに変えたところで音が良 くなるとは思えないのだが、音の善し悪し以上に、大きな問題が解決されるのである。

皿ネジなど、ドライバーを使うタイプのネジは、押しながら回さないといけないので、回すときにドライバが外れることがある。運が悪いとコーン紙やエッジを 破ってしまう。実際に、エッジを破ったことがある。ところが六角穴付きボルトの場合は、押さなくても回すことができるので、コーン紙やエッジを破る危険性 を減少させることができる。

音には関係ないが、交換して一安心である。


2011/07/31

ドリルスタンド



昨日購入したドリルスタンドは、以前から欲しかった。この治具は、音工房Zの大山さんから教えて頂いたものである。

最初にドリルを使って孔明けをしたのは20年以上前のことで、サブバッフルをバッフルに取り付けるためだった。まっすぐ孔を開けるということは意識したこ とが無かったので、何気なく空けたところ、上手に取り付かなかった。それからこのような治具が欲しいと思っていたのだが、良いものが見付からずに保留に なっていた。東急ハンズでも聞いたことがあるし、ウェブでも検索してみたのだが、良いものは見付かっていなかった。仕方がないので、いずれ広い家に引っ越 すことが出来たらボール盤でも買うしかないかと思っていた。そして、大山さんから教えて頂いてこの種の商品があることを知った。これが、オフ会会場の向側 のホームセンターで販売していることを知ったので、結局買ってしまった。9,000円近いので、利益率の良いアイディア商品だと思う。

この治具は良く工夫されていて、左の写真のように、ドリルを定位置で止めるためのストッパーが付いている。これで、床に孔を開ける心配が無くなる。

また、底面には、小さなスパイクが付いているので、ずれ止めになっている。自分のように、シナベニアとかパイン集成材を使うにはいいが、硬質な板を使うと 傷が目立つかもしれない。

問題は、角度の設定である。実際に使用する場合の99%は直角に孔を開けることだと思うが、直角でカチッと止まるようになっておらず、フレキシブルに合わ せてネジを締めるようになっているので、目盛を見て合わせるしかない。やはり、直角、30度、45度等、良く使いそうな角度では止まるような構造にすべき だと思う。

しかし、自分のような素人工作には、大抵はこれで十分で、実用上は困ることは無さそうである。今までは苦肉の策で、スピーカーユニット取付のための、爪付 ナットを付ける孔は、裏側から開けていた。こうすると、取り敢えずは取り付け位置がずれないのだが、表から見ると、格好悪かった。また、真っ直ぐではな かったので、鬼目ナットは使いにくかった。

今後は、鬼目ナットも心配せずに使えるようになったので、Fostexのようなフランジの小さなユニットも鬼目ナットを使って付けられるのは嬉しい。



昨日は、左の写真のようなものを購入してきた。電気配線を綺麗に纏める ための部品のようで、電気工事屋さんが使いそうなものである。

自分は、全く違う用途に使う予定である。

上手くいけば、オフ会にこれを使った作品を持参できるかもしれない。

9月 4日(日)に実施するスピーカー再生技術研究会オフ会をお楽しみに。

スケジュールにはまだ余裕がありますので、エントリーの受付は可能です。今のスケジュールでは、1人30分も枠をとっているので、十分に余裕があると思 います。


2011/08/07

坂田明トリオのライブ−軽井沢朗読館にて

昨日8月6日は、軽井沢朗読館で、坂田明トリオライブコンサートが行われた。

自分は、スピーカー再生技術研究会のせんむさんのコネで、事前準備の段階から、観察することができた。

坂田明トリオは、坂田明(管楽器とヴォーカル)、黒田京子(ピアノ)、水谷浩章(ベース)の3名のトリオである。自分は、ジャズの活動については知見が無 かったので、トリオと云えばいつもその組合せで演奏活動しているのかと思ったら、通常は夫々別の活動をしていて、時々トリオとして活動するのだそうだ。前 回は、大震災の後の東北で一緒だったそうである。

昨年オープンした青木裕子さんの軽井沢朗読館には、オープン当初カラ引続きライブ演奏で朗読館の活動に協力している。昨年はアピールが足らず、聴衆は10 名前後だったそうだが、今年は大盛況で、50脚の椅子が足りなくなり大盛況だった。

せんむさんに駅まで迎えに来て頂き、2時過ぎに到着した。暫くは、自分が作って軽井沢朗読館に寄贈したQNDR型のDU050ax4で遊んでいた。そし て、NHKの音響技師の方が親子で来られ、収録用のマイクの位置などを修正しておられた。

当日は、生憎の雨や雷で、軽井沢は極度に湿気が強かった。このため、ピアノの調律も1時間で狂ってしまうということだった。自分が到着する前に調律は一通 り終わっていたのだが、暫くして調律師の方が確認すると、調子が良くない。高域がしけた感じだった。



程なく、黒田さんが来られ、ピアノの調律の最終確認が行われた。調律師 の方と、黒田さんが音を確認し、微調整を行う。少しずつ変えては、お互いに意見を確認する。意外だったのは、ピアノの脚の向きの調整で、これが内向きと外 向きとではまるで音が違うと云う。自分には、音が多少変わったかな?と思う位の差でも当人にはものすごく大きな差なのだと云う。その差も、演奏者の位置と 客席の位置とでは効果が違い、結局は、調律師の方の意見のほうにまとまった。

演奏が終わった後で黒田さんにそのことについて伺ってみたら、脚の方向だけでなく、インシュレータでも音がまるっきり違うと仰る。硬い木材が良く、プラス チックが論外で、絶対に使わないと仰った。石のインシュレータだったらどうかと質問すると、石は使ったことがないとのことだった。

ピアノ以外も湿気で大変で、水谷さんのベースも、出した途端ベタベタになったと仰った。驚いたのは坂田さんの金属製の管楽器も湿気でベタベタだと記にして おられたことだった。プロの音楽家の音感は自分のような素人とは全く違うと痛感した。

自分はリハーサルも聞けたので、いろいろな場所で音の違いを確認し、最終的には、せんむさんがベストと仰った位置の後方の壁から1mほどのところを選ん だ。これは良し悪しではなくて好みの違いである。

リハーサル中は皆和気あいあいで楽しみながら演奏していた。聴衆も自分たち以外にはいないので音も抜群だったが、坂田さんの木管は強烈だった。

実際の演奏では客席が満員になり、思ったとおり、強烈な音が適度に吸音されてまろやかになった。演奏にあたっては、坂田さんご自身が解説をしてくださり、 自分のような素人にはとても良かった。ジャズコンサートは初めてだが、この熱演には感動した。これはレコードでは無理と思ったが、ついCDを2枚購入して しまった。

演奏が終わって関係者は、打上になった。自分は関係者っぽくなく居場所を見つけにくかったが、水谷さん、黒田さん、坂田さんとも話が出来て素晴らしい思い 出になった。坂田さんとは、バッチリ2ショットで撮影出来たが、ウェブに載せる許可はお願いしなかったので、ここには載せていない。他の皆様も誰だか分か らないようにしている。この中に坂田さんが映っているのが分かりますか?
坂田トリオの皆さん、せんむさん、青木さん、他大勢の皆様どうも有難うございました。


昨日のジャズライブの熱気も覚めやらぬまま、今日は、ミューズの方舟の主 要メンバーであるモスビンさんと音工房Zの大山 さんに我が家をご訪問頂いた。

モスビンさんが持ってこられた女性ヴォーカルや、キース・ジャレットの録音を聞かせて頂いた。モスビンさんは、アナログマニアで、所有されているカート リッジは数知れずで、今回持って来られたのは、元のCD版と、LP版を様々なカートリッジで、再生したものをCD-Rにコピーしたものである。デジタルデ ジタル対アナログデジタルという比較だが、両者の差は良く分かった。いいと思ったのはいずれもアナログデジタルのほうで、マライア・キャリー等では特に差 が大きかった。デジタルデジタルのほうは、輪郭がくっきりしてアニメ的な印象、細かい表現は苦手である。アナログデジタルのほうは、細い線で描き分けるよ うな微妙な表現力があるので、再生装置を選ぶと思う。但し、経験の少い人には、デジタルデジタルのほうが受けが良いと思う。

以上は、FeastrexのNF5Exciterを使った標準MCAP-CR 型のTR130cという大掛かりなシステムで聞いた。そ の後、Fostexの FF125Kを使った最新作のCBS-CR型のCBT120a というシステムで聞いてみると、意外に健闘している。コストの差を考慮すると決して引けをと らない。しかし、タモリ倶楽部で鳴らしたオルガンのCDを掛けると、あまりの違いに戸惑った。これは箱の違いもあるのだが、ユニットの違いも大きい。オル ガンは、システムの僅かな歪を検知するのに分かりやすいソースなので、システムの差がもろに出てしまうのである。このように、いろいろな角度から比較しな いと誤解の元になる。

モスビンさん、大山さん、楽しいひとときを有難うございました。

2011/08/13

オフ会準備



9月4日(日)に中野 ゼロで実施するスピーカー再生技術研究会のオフ会に備えて準備を始めた。というのは、今日は、準備されていないままオフ会に突入した夢を見て起き てしまったためである。

ペットボトルの作品も一度組み立てておかなければならないが、これも意外に面倒である。その他には、チャリティーオークション用の出し物も準備しなければ ならない。

新作のCBT120aは、クロネコボックス(12)が丁度よいサイズなので、箱を買うだけで良いが、他にも左の写真のものもチャリティーオークションに出 す予定である。

一番上は、FostexのFE206Σという往年のモデルである。アルミダイキャストの立派なフレームで、音も仲々のものである。片側には、ボルトが固着 して金ノコで切断したときの傷がある。ヤフオクでも出せそうだが、今回は、チャリティーに回すことにした。20年以上も前のモデルだが、コーン紙は綺麗で ある。

真ん中は、FostexのFE103Memorialという限定品である。密閉の箱付きなので音は聴けるが、ミッドレンジ用に作った箱なので、このままで は全然ダメである。しかし、仕上げは結構綺麗である。これに、Radio Shackで購入したグリルが付く。

一番下は、Radio ShackのFE-103というモデルである。購入当時1個9ドル位だった記憶がある。音は悪い。ジャンクとして遊ぶにはいいかもしれない。フレームも弱 いので、お遊び用に限定といったところだろうか。フレームサイズは、Fostexと共通である。型式はFostexのようだが、音は全然違う。

左の写真は、クリックすると1024×768に拡大されるので、興味のある方は、ご覧になってください。


入場無料で、出入りも自由ですので、オフ会には是非ともいら してください。エントリー枠も未だありますので、エントリーご希望の方は、speaker.ken@gmail.comまでご連絡ださい。




2011/08/17

箱の購入



スピーカー再生技術研究会のオフ会が9月4日と近付いてきたので、チャ リティーオークション作品用の箱を手配した。
箱は、クロネコヤマトに電話したら翌日には配達してくれた。配達料は無料である。ウォークスルーボックス(12)をひとつ、クロネコボックス(12)を2 つ、クロネコボックス(10)と(8)をそれぞれひとつで合計1,110円、配達料は無料である。とてもいいサービスだと思う。

今回のオークション用作品の大物は、CBT120aであるが、クロネコボックス(12)にぴったり入る、残念ながら高さが僅かに足りなかったので蓋が完全 に閉まらない。

もうひとつは、昨年のオフ会で発表したAICC-CR型のAIT080a(片方は製作間違いというもの)である。ユニットにはTangbandのW3- 881SJを使ったもので、8cmとしては低音も良く出る。

これは、片側を間違えて製作したのでどうしようかと思ったが、聞いてみると悪くないのでそのまま使っていた。昨年発表の3作品の中では、松さんの評価が最 も高かったものである。

これは、250mm立方型で可愛らしいが、持つとずしりと重い。流石に、MAKIZOUクラフトのスーパーシナアピトン材を使用しただけのことはある。

この日記をご覧の方は、是非ともオフ会にい らしてください。


2011/08/20

オフ会資料のコピー


スピーカー再生技術研究会定期発表会(中野区のページにはこの名称で登 録している)の資料が出揃ったので、配布資料をコピーした。昨年は、当日にコピーして大変だったので、今年は前もって50部コピーした。
今朝上野にあるKinko'sに行ったら、まとめてホッチキスで止める機能のあるコピー機だったので感心してしまった。1部16枚×50部で全800枚、 400枚以上は単価が8円なので、6,400円だった。A3にしてコピー代の節約も考えたが、面倒なのでやめた。
昨年は随分余ってしまったが、今年はどうだろうか。50部あれば大丈夫そうな気はするのだが、全く読めない。足りなくなる位だと嬉しいが...

定期発表会詳細はここです。





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注意事項

MCAP-CRは、2012年に特許が 成立しています(特許第 5083703号)
契約による以外のMCAP-CRの商 用利用は禁じます。
MCAP-CRの商用利用を検討され る場合には、 ご連絡ください。
評価のために、実際に製作することは、商用利用とは看做しません。
また、商用以外の使用に制限はありません。

連絡先: mcapspeakers@gmail.com

管理人: 鈴木 茂