TR130a
Cantareの5FR
IIを使用した13cmのシステムです。雰囲気は良く分りますが、低音はあまり出ません。小さ過ぎる箱で頑張っており、ポップス系には十分な低音が出ます
が、花火や雷のような瞬発的な音はやはり無理でした。
TR100a
Tangband
のW4-927SCを使用した10cm用システムで、外形寸法は概ね1cftで上記のTR130aと同じです。これのオリジナルは、ダクトの断面積が
30mm×30mmの9cm2です。この状態では、TR130aと同じ傾向の音でしたが、断面積を19mm×19mmとし、長さも変えられる補助ダクトを
詰め込むと空振りが減って重心が下がってきました。そんなに悪くありません。
TR130c
Feastrexの5"励磁型を使用した高級システムで、箱のサイズにもゆとりがあります。さすがに上記の2作品よりは重心が下がってゆとりが出ますが、
雷のような瞬発的な音を受止めるにはまだまだ力が足りません。課題が残ります。
びっ
くりしたのは、上記の2作品よりも、音場が拡がり、花火の高さや距離感などがずっと明確になったことです。10cmよりも音場感が良いのは意外でした。上
記の2作品は、このスピーカーの上に置いてあり設置の差があり、また容積の大きさに違いがあったのは事実ですがそれにしても大きな差です。価格の差(W4
-927SCの60倍弱)というのはこんな意外なところに現れるのかもしれません。