Mathは、数式エディタソフトウェアです。
文書を書くときに、全く数式を使わないで済むのであれば、数式エディタは必要ありません。
しかし、論文を書くとか、論文とまではいかなくても、大学の宿題を書くのであれば、
数式を書きたいということもあるでしょう。
技術系の論文で、数式がないということは稀です。
特に、学生の卒業研究や、修士・博士論文には、相当多くの数式が登場するでしょう。
ということで、数式を比較的簡単に書くことができるソフトウイェア、LibreOffice Mathを紹介します。
すでに、Calcの導入についての記事を読まれた方は、このページには数式がそこそこ多く記述されている
ことにお気づきでしょう。
やはり、数式を書くことは往々にして必要なのです。
ローン返済のように数式が少なそうな内容でも数式がなければ書きにくいものです。
英語ですが、一応、ここにマニュアルがあります。
自分で作成したものではありませんが、ライセンスがGPLなので、
このサイトでダウンロードできるようにしました。
最初からマニュアルで全てを知るのは難しいので、このサイトで、概要を解説し、
最後にマニュアルの読み方について書くことにします。
Mathで数式を書く基本は、テキストで書くことです。
グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)ありますが、分かりやすいとは云えません。
MS Office 2007以降の数式エディタよりはましですが、分かりやすいGUIではないかもしれません。
20年以上前ですが、自分は、Lotus Smart SuiteというオフィススィートのAmiproというワープロソフト
の数式機能を使って数式を書いていました。
Amiproの数式機能は秀逸で、GUI+ショートカットキーで、すらすらと書くことができました。
当時(から2003まで)の、MS Wordの数式機能はGUIで使いやすかったのですが、Amiproのショートカット
キーは格段の使いやすさを実現していました。
Mathの、テキストで書くという方法も秀逸で、慣れればさらさらと書いてゆくことができます。
テキストで書くというスタイルはTEX(テフ)の流れを汲むようです。
私はTEXを使ったことがありませんが、Mathは、十分に使いやすいと思います。
テキストで書くということは、自分で書いた数式をテキストとして保管しておけば、簡単に作り出せる
ということです。
ここでは、GUIによる方法は簡単に、テキストで数式を記述する方法について中心に書きます。
見出しを細かく分けていますが、一般的なソフトの操作慣れた人なら10分で全部理解できる内容です。