MCAP-CR
多自由度バスレフ型スピーカーシステムの研究開発
物理モデルに基くシミュレーションソフトウェア開発




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実現できるかな...
03/07
TR100bの改造を検討中
03/09
FE103En-Sを注文してしまった
03/14
カメラのイベントと秋葉原の様子
03/15
TR080b/CBT080a/AIT080aの修正図面
03/27
パリ旅行
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FE103En-S
04/15
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三土会
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2010/03/06

実現できるかな...


  多自由度バスレフの研究には終りが無いが、いずれ、どこかでじっくりと発表する機会を設けたいと思っている。MCAP-CRが少しずつ普及してきているの で、実際に作った方は効果が分るのだが、多自由度バスレフは、製作が簡単という訳ではないので、聴いてみるまではそれだけ苦労する価値があるかどうか分ら ないと思う。そのような理由で、どこかでじっくりと話しながら、音も聴いて頂ける機会を設けることを検討している。

 具体的なことは何も決まっていないのだが、下記のことをやってみたいと考えている。

(1) 実際に音を鳴らすプレゼンテーション
 自分が用意したソフトと来場者が持参されたソフトを好き に鳴らして音の様子や限界性能を確かめる。また、多自由度バスレフの基礎知識と今まで得られた知見を公開する。

(2) 来場者とのお話し
 思ったこと等何でも、情報交換の場とする。

(3) 今まで製作してきた作品の放出
  私事であるが、今まで製作してきたものの置き場が無く困っている。しかし、他の方になら使っていただけるものがあるので、これらの作品を休眠状態から解放 したい。ヤフオクで処分することも考えたが、音を聴かずに入札せざるを得ないというシステムに問題があるので、実際に音を聴いて判断して頂くのが適切だと 思う。リーゾナブルな最高価格を事前に設定しておき、100円からスタート、最高価格以下で落札というシステムだったら問題ないだろうと考えている。
 一部はオリジナルのまま、一部は改造して出したいと思っている。

2010/03/07

TR108bの改造を検討中


 昨日書いたように、現在までに製作した作品の処分のため、改造の検討を始めた。

 処分を予定している作品のうち最も大きくて置き場所に困っているのは、TR100bなのだが、これは、いい部分もある反面、100Hz付近が寂しいの で、一般性が無い。そこで、スピーカーユニットを12〜13cmクラスに変更しようと思う。

 スピーカーユニットの手持ちのものを探してみたら、ぴったりのものがあった。FosterのC130K16Dというフルレンジで、恐らく低級カーステレ オ用と思う。いかにも安っぽいが、音は良いという評判もある。これを以前購入して新品のまま保管していた。

      このユニットのフランジは、左の写真のよ うに、凹凸があって、普通のバッフルには取り付けられない。このため、使用できずに残っていたものである。

 スポンジ状のゴムシートを使えば、適当に凹凸を吸収してくれるだろうと思い、3mmと1.5mmのものを夫々購入してきた。
 実際にTR100bを改造するのは、もう少し暖かくなってからであるが、ちょっと楽しみである。

 このユニットの実効振動板面積は多分70cm2位あるので、ダクトの振幅は、30〜40%位大きくなるはずである。

  このユニットのマグネットは、80mm径×11mm厚とこのクラスとしては小さい。FE108系のような、芯のある低音は出にくいだろうが、ソフトでマイ ルドな再生には有利で、中高域のレベルもFE108系ほど高くないと想像できる。また、100Hz付近の音圧もFE108Σよりも何dBかは高いと思うの で、100Hz付近のディップも改善できるのではないだろうか。音を聴いて見なければ分らないが、他の方に譲っても問題ないレベルになれば嬉しい。


2010/03/09

FE103En-Sを注文してしまった


 サイト巡りをしていたらFostexからFE103En-Sが限定発売になるということを知った。Fostexの限定品にしてはリーゾナブルな価格なの で、注文を出してしまった。3月末〜4月上旬の発送予定だそうだが、使う予定は今のところない。

 10cm クラスはTangbandで良い物が買えるし、FE103Memorial、FE108S、FE108Σを休眠させているので特に欲しいという訳ではな かったが、同社としては久々のリーゾナブルな製品として評価した。F特を見ると、中高域の上昇がなく使いやすそうだが、バックロードホーンには却って使い にくいかもしれない。多自由度バスレフで丁度良さそうな感じだ。Fostexは使いこなしが難しいというイメージがあるが、FE103En-Sには期待し てみたい。

 このところFostexのFE-nシリーズが好評なようだ。FE83Enは特に評判が良いので一度使ってみたいと思ってい る。FE83Eは持っているのだが、あまり好きな音ではなかった。Enになって良くなったのだったら使ってもいいかなと思うが、プレスフレームのフランジ はどうにかならないものだろうか。せめてTangbandと同程度の品質のフランジを使ってくれればFostexに戻りたいのだが、さて、どうなるだろう か。

 FE103En-Sのフランジについては、従来から相変わらずの小さなフランジで、爪付ナットが使えないこと、及び、無意味な8つ孔で あることが不満である。せめて12cmクラスの□型フランジにしてもらえないものだろうか?10cmと12cmのフランジサイズを共通にしたら何か問題が あるのだろうか?そもそも公称径10cmと12cmの違いは何?

2010/03/14

カメラのイベントと秋葉原の様子



     昨日は、『カメラと写 真映像の情報発信イベント〜広がるフォトイメージングの世界をヨコハマから〜』というイベントに行ってきた。

  目的は、『旅写真の撮り方、機材の選び方』というコンシューマセミナーだったが、その前に行われた『聞けばわかる。意識が変わる。デジカメ新発想楽習法 (前野勝美)』がとても興味深かった。前野講師のプレゼンの中で、「カメラでなければ見えない写真を撮る」、「ピントは外す」、「分ったから出来る」ので はなく「出来たから分る」という発想が意 外で参考になった。要は、先ず遊びながらやってみるのが大切なのだ。自分のオーディオにもその発想があるが普段は意識していない。意識して実行する ことは大切なのだと思う。

  セミナー以外のイベントは、トレードショーと趣味の展示会の中間であった。自分の興味を引いたのは、イベントコンパニオンを撮影する人が多かったこと。 ちょっと恥ずかしいように思うが、イベントコンパニオンも馴れたもので、カメラを構えるとポーズをとっている。個々の展示品よりも、人間の観察のほうが面 白かった。
 自分のウェブで使用しているカメラの殆どは、Sumsung製のDigimax A6というモデルである。これは、5年前のアメリカ出張の際に、持って行ったカメラが壊れたので、現地で購入したものである。自分以外にこのモデルを持っ てい る人を見たことがないので、日本での販売実績はないと思う。600万画素のコンパクトカメラで、購入した決め手は、AA(単三)型バッテリーを使用できる ことである。充電式バッテリーだけでは旅先での撮影に不安があるので、AA型のバッテリーを使用できるメリットは大きい。

 このカメラ は、分厚くてデザインも間が抜けているし、画質が優れている訳ではないが、操作が簡単で、画素数も程々なので使い良い。結構気に入っていて手放すことがで きない。また、露出を1〜2ステップ落とせば結構綺麗でブレが少く撮影できることに気付いた。露出を−2まで落とすと、夜景も結構ブレを少く撮影すること が可能なのだ。それに、暗いほうが夜らしくて良い。コンパクトデジカメは、概して露出オーバーになり、しかもブレることが多いので、他のモデルにも適用で きる設定かもしれない。

 本日は、会社で使う線 材を購入するために秋葉原に出かけた。オヤイデは日曜定休だったが他の店で買うことができた。

  秋葉原は、短い周期でどんどん変っている街だと思う。子供の頃は耐久消費財やオーディオの販売店が多かったが現在は、ご覧の通り、ケータイとメイドが目立 つ。また、『痛』アンプとか『痛』車とかの用語にあるような、アニメのキャラクタも目立つ。自分は出来ないが、昨日のカメラのイベントのように、イベント コンパニオンを撮影したり、アニメのキャラクタを買ったりするオジサンも少くないのだ。

 メイドさんをもろに撮影すると恥ずかしいので、風景として撮影してみた。


 今週からオペラを聴く旅をするので暫くお休みします。オペラと云ってもたった1曲で、同じ演目を2度聴くだけです。残念ながら他の公演のチケットは買え ませんでした。


2010/03/15

TR080b/CBT080a/AIT080aの修正図面


 多自由度バスレフ型最新3モデルの製作を間違えたことは日記に記した通りである。勿論、元の図面通りのほうが良いと思うが、実際に製作したものと一致し ないのでは困るので、ここに 実際に製作したものの図面を置きました。ご興味のある方は製作してみてください。どれもそんなに悪くない音です。スピーカユニットはTangbandのも のが、フレームの割に振動板面積が大きくて良いですが、FE83Enあたりでも恐らくいけると思います。サブロク半裁+縁の角材+木管で1組作れます。


 さて、このところ上記の3モデルのうちCBT080aを聴いている。とっかえひっかえ聴くのが面倒なので、あと1ヶ月くらいははCBTがメインになりそ うである。

 TR080b、 CBT080a、AIT080aのどのモデルも小型だが、15mm厚のスーパーシナアピトン材を使用しており、恐らく木製のスピーカーシステムの中では群 を抜いて剛性が高いはずである(上記の図面参照)。しかし、低音がハイレベルで記録された音楽を聴くと、天板がかなり強く振動している。アンプの出力のう ちかなりの割合が全体を振動させるのに使われているのだろうか。やはり、これだけの低音を搾り出すには重量も必要なのかもしれない。

 スピーカーユニットは、W3-881SJも悪くないが、別なものも試してみたい。ポリプロピレン振動板よりも天然材の繊維の振動板のほうが良いかもしれ ない。


2010/01/21

 本日も引き続きダクトの接合を行った。昨 日の残となったダクトは全て圧着工程に移った。明日、圧着用のネジを外す予定である。

 また、フロントパネルへの桟の接合も開始した。予想してはいたが、15mmの角棒サイズが15mm厚のスーパーシナアピトン材よりもコンマ何mmか小さ かった。角材のほうが大きい分には削れば良いが、小さいと格好良く仕上げるのが難しい。

 自分でカットした桟のサイズは思ったよりも悪くなく、ちょっとした調整で組立てられそうだった。しかし、片側に端金を6本も使用し、しかも、2辺だけし か接着出来ないので、組立には気が遠くなる位時間がかかりそうだ。




2010/03/27

パリ旅行


 3月18日〜3月25日の間、休暇をとってパリに旅行に行ってきた。
     目的は、パリのオペラ座で、 "Faust"を聴くためであった。休暇を取ると決めたらすぐに、オペラ座のウェブでチケットを注文し、夫婦2名で2回分の合 計4枚を購入することができた。

 "Das Rheingold"の公演もあったのだが、こちらは残念ながら購入することが出来なかった。
 Gounod の"Faust"というオペラは、自分にとっては最高の作品で、これ以上のオペラは今後も出ないのではないかと思うほどのものである。自分のオーディオ は、この曲を聴くためにあると云っても過言ではない。しかし、それだけ思い入れが強いと、却って滅多に聴くことができなくなる。体調が万全で、外部のノイ ズを遮断しておかないと、作品に対して失礼になるからだ。だからこそ、生で聴くのが最高である。

 今回の"Faust"は、GounodではなくFenelonの作品であった。1952年生まれの作曲家の現代曲である。歌詞はGounodの作品がフ ランス語であるのに対し、この作品はドイツ語で、話の内容も異っている。Gounodの作品でさえ、滅多に公演することはないので、Fenelonのこの 作品は、今後も殆ど演奏されないかもしれない。パリのオペラ座では、この作品をレパートリーに加えたということなので、今後も取り上げて欲しい。勿論、 Gounodのほうも忘れずに取り上げて欲しい。

  曲は、Gounodのように、静かに始まる。そして、最初は、主演のFaustが、嵐の中、頭蓋骨の山を登ってゆく。この嵐の表現が見事であった。特別な 小道具は使わずに、通常の楽器だけで嵐を表現している。嵐の表現で重要なのが大太鼓である。大太鼓は、強く叩けば皮を弾く音が高域成分を形成し、ゆっくり と叩けばどろどろとした音響で、不気味さ、恐ろしさを表現する。

 大太鼓は、旋律を構成する楽器ではないが、劇場の空気を揺さぶり、人の感情に影響を強く与える。オーディオでも、この楽器による空気の揺さぶりを表現で きなければ面白くない。自分がスピーカーシステムを製作したときは、必ず大太鼓の音を確かめる。

  このオペラは2幕構成で、現代曲らしく、静寂と強奏による構成が大部分を占める。主役のFaustは高い音域、Mephistophelesは低い音域を 歌う。ここは、Gounodと同じである。少しではあるが、一応バレエの部分もあり、得した気分にもなる。但し、人気のあるオペラ作品とは違って心地良い 旋律は殆ど出てこない。一般受けはしない作品である。



 本当のことを云うと、恥ずかしながら、この"Faust"が Gounodの作品ではないことは、実際に聴くまで気付かなかった。最初の部分が始まったときは混乱して動揺してしまった。しかし、途中で気を取り直し、 Fenelonの作品に集中するようにしたのだった。自分のように勘違いしていた人が他にもいたようで、一幕が終わったところで周囲を観察すると微妙な空 気が流れていた。幕間の賑わいもなく、妙に静かで、二幕を聴かずに帰る人もいたのが残念だった。

 2回も聞いてみると、この曲の素晴らしさが良く分った。勘違いであったとは云え、このような作品に出会えたことは幸運だった。こういう作品に挑戦したパ リのオペラ座には惜しみない拍手を送りたい。

  オペラ座ガルニエの外観は、ご覧の通り豪 華絢爛である。ウィーンの国立歌劇場も素晴らしいが、こちらのほうが更に豪華な外観である。

 前後左右どこから見ても風格が漂う。ここに来ただけで、オペラを楽しむ気分が盛り上がる。

 この劇場の前には、いつも人が大勢来ているが、殆どは、オペラ劇場に用事のない一般の人々である。

 劇場の内部も左下の写真の通り豪華そのものである。写真には写っていないが、天井には、シャガールの絵が描かれている。

  特筆すべきなのは、この劇場では、どの席でもステージが良く見え、音も素晴らしいことである。どの席でも日本の劇場だったら、Sの上の招待席クラスであ る。日本の劇場が、殆どの席を最高価格にしているのとは大違いで、これでもちゃんと値段の差が付いている。自分が日本ではオペラを聴きに行かないのは、こ うした金儲け優先の価格設定が気に入らないからである。

 ここでは、最高グレードの席でも138Euroである。勿論自分も最高グレードの席を購入した。

 日本の劇場の価格設定は異常というしかない。4〜5曲聴くのであれば、ヨーロッパの劇場で聴いたほうが安く上がるかもしれない。


 折角パリを訪れたので、オペラの他に、時間 をかけて美術館を見て回った。

  ルーブル美術館は、今まで見た中で最高であった。モナリザの前には人だかりが出来ていたが、日本の人だかりとは違って、ほんの少し待つだけで一番前まで行 くことが出来る。モナリザは有名だが、作品から離れたところに柵が出来ていたので間近で見ることは出来なかった。ダ・ヴィンチの他の作品は、触れる位の距 離でじっくりと鑑賞することが出来た。ダ・ヴィンチの作品には修復された後が目立ち、オリジナルの状態とは相当違うのではないかと感じた。これだったら、 プロの職人が模写しても差が分らないかもしれない。

 ルーブル美術館は広いうえに、作品の数が多いので、散策しながら気になった作品の前 で立ち止まって鑑賞するようにした。テレビ東京の『美の巨人たち』で紹介された作品が数多く展示されていたので、それらの作品の前では立ち止まって鑑賞し た。イタリア絵画のコーナーに、妙に気になる絵があったので、立ち止まって見ると、その絵の前で固まってしまった。上記の番組で紹介された「ベアトリー チェ・チェンチの肖像」を描いたグイド・レーニの「受胎告知」であった。その作品を知っていた訳ではない。聖母マリアよりも圧倒的な存在感を示す大天使ガ ブリエルは、青白い少女の顔をしている。その表情は、その後のキリストの受難を予言するかのようである。こんな絵があったのか。作者は何故天使をこのよう に描いたのだろうか。学識の無い自分には想像できないが、一度見たら忘れることができない。しかし、自分の家がどのような豪邸であっても絶対に飾りたいと 思わない絵である。日常生活に入り込むことを絶対に許さない作者の強い意志を感じる。ルーブルでは、写真撮影が許可されているので、撮影はしてきたのだ が、こういうところに載せるのは適切ではないので掲載はしていない。

 ルーブルは、比較的空いており、旅行中に4回も訪れることができた。全作品を見るのは無理であった。作品数が多いのも勿論だが、つい同じ作品の前で足を 止めてしまうのもその理由である。これでは、全作品を見るためには100回位は通わなければならないだろう。

  ルーブルの他に、勿論オルセー美術館も訪問した。オルセーの前には長い行列があり、90分弱並んでようやく入ることが出来た。こちらのほうは、個人的な趣 味もあるが、ルーブルと比べると、文学作品と大衆小説のような差を感じ些かがっかりした。しかし、ルノワールやモネの作品を見ていてふと気付いた。ルーブ ルの作品の多くは、豪邸であっても飾りたいと思わないが、こちらの作品は、飾っていても邪魔ではない。日常生活に入り込むことを目的とした作品なのかもし れない。

 音楽は、作品そのものとそれを聴く自分との間に、演奏者が介在するのに対し、絵画は直接見ることができる。この差は大きい。プ ロの音楽家だったら、譜面を読んで感動することが出来るのだが自分の場合はそうはいかないので、結局演奏家の解釈を介在した音楽しか知ることが出来ない。 実際には大切な情報が欠損しているのかもしれないし、オリジナルよりも大切な情報が入っているのかもしれない。古の作曲家が現在の演奏を聞いたら自分が 作ったものよりも素晴らしいと思うのかもしれないし、変だと思うかもしれない。いずれにしても想像することしか出来ないので自分の好みで選ぶことになって しまう。

 劇場で音楽を聴くのと比べてオーディオ装置で聴くと、装置という媒体の他に、更に録音エンジニアや監修者等を媒介することになる。こうなるともう何が正 解なのか全く分らない。結局正解のない世界でもがくことになるのだろうか。

2010/04/04

FE103En-S







      先週、FE103En-SがFostex から届いた。

 どう使うのか決めていないのだが、Fostexとしては久々にリーゾナブルな価格帯の『限定品』だったし、2度と出ないという噂のあったパルプコーンの 強力版だったので、ちょっと迷ったが購入してみた。

 今回は、何も問題が無かったようで、スケジュール通りの納品だった。

 正面から見ると、綺麗なパルプコーンで、品質上の問題点は無さそうだ。外見からは、センターキャップの接着剤の塗り斑も見えない。



 受入れ時にいつも確認するのは、端子間の 直流抵抗なので、テスターで測ってみると、2本とも6.8Ω前後で、問題は無さそうだった。初期不良として発見しやすいのは、断線と短絡なので、これだけ は確かめておかなければならない。

 背面の様子は写真の通りで、メッキが美しい。磁石は、100mm径のフェライトで、FE108Superと同等なので、期待が持てる。

 フレームは従来通り、爪付ナットを使えない小型のもので、同社の姿勢には疑問を感じる。



  端子は、金メッキされており、FE108Superよりも高級感がある。しかし、端子の位置が、取付孔と重なるため、問題が起きやすいだろう。孔が8つあ ることにも疑問を感じるが、そのうち一つが端子と同じ位置に来るということで、工作の失敗が一層起きやすくなるだろう。端子板の位置は、22.5度ずらし て孔と同相になるのを避けるべきであった。このあたりに、同社のセンスの無さを感じる。

 とりあえずはこれで作ってみるしかないが、さて、どのような作品を作ろうか、今のところアイディアがない。


2010/04/15

今週の三土会

 手作りアンプの会の会員でありながら、このところ三土会にはご無沙汰していた。2月は母親の誕生会、3月はパリ旅行と続いたためでもあるが、ナマクラ だったことは否めない。今週の三土会にはお邪魔しようかと考えている。

  出し物は、多自由度バスレフの最新3機種である。3セット持って行くのは大変なので、片側ずつ持ってゆこうと思う。興味があるのは、これらの差を聞き分け られるかどうかという点である。自分の場合、切替試聴では差を聞き分けるのは難しい。同じモデルを暫く聴いていた後に取り替えると差が分ったような気にな る程度である。

 説明資料はこの通りで す。三土会は、リンクにある手作りアンプの会を参照してください。



2010/04/18

三土会

 昨日は、手作りアンプの会の関東三土会に参加した。風邪が流行っているらしく、マスクをした人も目立ったが、それでも20人くらいは集まっていた。毎月 欠かさず実施しているというのは素晴らしいと云うしかない。

  今回は、下に書いた通り、多自由度バスレフを3機種を1本ずつ持参した。ソフトは持ってゆかなかったので、他の方に提供していただいたMJ付録のCDか ら、チャイコフスキーの1812年を使用した。このソフトは聴いたことがなく、どのような音になるのか予備知識なく始めることになった。

  会場は、畳が45枚の部屋で奥に板の間が6〜7畳位あり、入り口側も襖で外に繋がっているような大きな和室なので、流石に3インチの片チャンネルだけとい うのは厳しかった。正直言ってぼそぼそ鳴っている感じだったので、3機種が終わってから、最後に適当な2本で同じ曲をステレオ再生したところ、随分ましな 感じになった。同じCDにあるトラック7の"Jazz Variants"は、広い部屋にもかかわらず良い感じで鳴っていた。

 プレゼン テーションにあたっては、3機種の基本構造を説明したが、どの順番にかけるかは自分も知らずに明かさなかった。最後に、差が分るかを会場の方にお聞きした ところ、殆どの方が、差が分かるということだった。何が違ったかをお聞きしたところ、大砲の音の残響時間が違うということであった。どれがどれかを明かす 前に、残響時間の短い純から並べて頂いたところ、AICC-CR<標準型MCAP-CR<CBS-CRの順であった。CBS-CRの残響が一番長いのは、 予想通りとしても、確かに、AICC-CRのほうが、箱の音が抜けるのが速そうに思う。手作りアンプの会という耳のいい方の力をお借りして何となく差が 分ってきたような感じがした。

 三土会は、毎回議事録を読むことができます。こ こをご参照ください。


2010/04/25

プロの塗装技術


  大山さんのご好意で、『音工房Zのプロフェッショナル木工塗装動画セミナー(基礎・クリヤー塗装編)』を見せて頂いた。自分の場合、塗装は、中学校、高校 の授業で各1時間程度教わった他は、調べたりした程度で、殆どが自己流である。自己流でもそこそこの仕上がりにはなるがプロのレベルには遠く及ばない。大 山さんのセミナー作品は、大山さんご自身の研究の結果をまとめたダウンロード販売の商品である。こういうものが初めて世に出たというのは画期的なことだと 思う。内容が素晴らしいのである。

 今回のセミナーは、初級編で、ラッカー塗装を中心としたセミナーである。塗料や刷毛についての説明 は、ありそうで見付からないものである。商品なので詳しい説明は出来ないが、順番にやっていけば何とか出来そうな気がするように纏まっている。特に素晴ら しいのは、失敗の経験に基いて(多分)、ひとつひとつの工程に説明を付けていることである。

 自分は、なかなか塗装に時間を割けないが、いずれは挑戦してみたいと思っている。そのときは、自分のこだわりも織り込んでプロの仕上がりを目指そうと思 う。

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注意事項

MCAP-CRは、2012年に特許が 成立しています(特許第 5083703号)
契約による以外のMCAP-CRの商 用利用は禁じます。
MCAP-CRの商用利用を検討され る場合には、 ご連絡ください。
評価のために、実際に製作することは、商用利用とは看做しません。
また、商用以外の使用に制限はありません。

連絡先: mcapspeakers@gmail.com

管理人: 鈴木 茂

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